♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.351 ブラームス:「ピアノ協奏曲第1番」 by アラウ;ジュリーニ&フィルハーモニア管弦楽団

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲が「ヴァイオリン独奏を伴う交響曲」
と言われるのに対し
ブラームスピアノ協奏曲第1番、2番は「ピアノ助奏付きの交響曲」と
評されるそうです。
ベートーヴェン、ブラームス、どちらの作品にも壮大さに魅力を感じ
気に入っている協奏曲です。

ブラームスピアノ協奏曲第1番は既にブログに登場しておりました。
以来、5年が経ってしまったようです。
当時聴いたのはルービンシュタイン:ライナー&シカゴ響。
今回、アラウジュリーニ&フィルハーモニアO. の演奏で
この作品を久々振りに聴いてみました。
「こんなに壮大な曲だった?」と改めて曲に惹かれています。

アラウは昔から気になるピアニスト。
CD時代になりベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を求めたのが
アラウ、デイヴィス&シュターツカペレ・ベルリンでした。
二昔以上前にショップ店頭でアラウの名前を目にし
ほとんど聴くこともないショパンでしたが「ノクターン」全曲を衝動買い。
後日、聴いた際に意外にも涙が・・・そのような思い出も。
アラウの名前を目にすると、ついつい・・・は現在進行形のようです。


                 ブラームスピアノ協奏曲第1番
                クラウディオ・アラウEMI録音集より


            351:ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 クラウディオ・アラウ EMII録音集(12CD)

                       (収録曲)
            ブラームスピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15

                    クラウディオ・アラウ(P)
                    カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
                    フィルハーモニア管弦楽団
                   (録音:1960年4月21-23 ロンドン  
                         アビー・ロード・スタジオ)

          第1楽章:Maestoso ニ短調 6/4拍子
          第2楽章:Adagio ニ長調 6/4拍子
          第3楽章:Rondo:Allegro non troppo ニ短調 2/4拍子


曲は1854年、ブラームス21歳頃に「2台のピアノのためのソナタ ニ短調」として
書き上げられたそうです。
このソナタが幾多の変転と改作を経て4年後の1858年2月に
「ピアノ協奏曲第1番」として全曲が完成したとのことです。

管弦楽を扱った最初の大規模な作品になるそうです。
ブラームスは元来、交響曲を意図していたとのこと。
独奏ピアノは高度の技巧を要するそうです。
 
初演は1859年1月22日にハノーヴァーの宮廷劇場に於いて
ブラームス自身のピアノ独奏、ヨーゼフ・ヨアヒムの指揮でおこなわれたとのこと。
評判は芳しくなかったようです。


第1楽章の壮大な始まりに早々と耳が釘付け状態に。
ティンパニが轟き渡るオーケストラの勇壮な趣。 
力強く第1主題を奏するヴァイオリンとチェロ。
力強い激しさが消え第1ヴァイオリンが奏する調べに。
抒情的で且つ悲哀感も漂っているかのように耳に伝わります。
耳を傾けつつ感傷的になっていると一転して再び現れる力強い第1主題。
現実に引き戻してくれるようです。
曲の開始から3分57秒位、ここでやっと独奏ピアノの登場。
穏やかにピアノが奏する第2主題。
展開部でのピアノの華麗な旋律。
加わるオーケストラ。
オーケストラから垣間見える第1主題。
高揚感しピアノが奏する第1主題も力強く。 
ピアノとオーケストラの雄大な掛合い。 
再現部でも味付けをされたようなピアノの華々しさに釘付けに。
コーダで高揚し、情熱的なオーケストラ。
ピアノは華々しく力強く奏されつつ閉じられる第1楽章。
重厚で壮大なオーケストラは悠然として、ピアノの華麗さが楽章に輝きを与えて
いるようで印象的な楽章です。

第2楽章はミサから思い付いたと言われているそうです。
草稿には「主の御名の下に来たれる者に祝福あれ」と書き記されていたそうですが
後に削除されたとのこと。
そのように書かれた意図、意味するものについては正確には解らないとのことですが
一般に恩人のシューマンの不幸とシューマンの家族の悲しみ他が暗示されているとも言われているそうです。

弦楽器とバス―ンが奏する静かな美しさが漂う調べで始まる第2楽章。
悠然と厳粛な雰囲気が漂う主題。
ピアノが登場し同じ旋律を繰り返し。
重々しいオーケストラ、物想うかのようなピアノの応答のように感じられます。
ピアノは呟くように素朴な語りを。
即興的な語りのようにも感じられます。
トリオでピアノ独奏に。加わるオーケストラ。
管楽器に呼応するピアノ。
暫しオーケストラの悠とした語らいの後に現れるピアノ。
第3部に入りオーケストラに続くピアノには激情を感じさせる一瞬が。
再び静かな主題を奏するピアノとオーケストラ。
カデンツァはピアノは呟くかのようです。
カデンツァを経てオーケストラの静かな調べに
低く小さくティンパニが響き静けさのうちに閉じられる第2楽章。

前楽章から一転してピアノで躍動感のある旋律で始まる第3楽章。
ピアノからオーケストラにバトンタッチをされる主要主題。 
第2副主題では美しい弦楽器の調べを経て活発、溌剌と奏されるピアノ。
勇壮に響くオーケストラを経てピアノにまた現れる躍動的な主要主題。
オーケストラとピアノから伝わる激情感。
管楽器とピアノの対話のような雰囲気も。
続いて音を刻むような歯切れの良いオーケストラ。
現れるピアノのカデンツァ。
このカデンツァは「幻想曲風に」と記されているそうです。
オーケストラが奏する主題を経て再びピアノのカデンツァに。
オーケストラとピアノで華々しく力を込めて閉じられる曲。


オーケストラに聴き入ってしまいました。
今までジュリーニの指揮する曲で感銘を受けた記憶はないように思います。
この曲を聴き覚醒をした想いです。
オーケストラ、ピアノからは気迫を感じさせられます。
激しいピアノ・パートでのアラウに意外さを感じ戸惑ったりしつつも
ブラームスの内面、心の声のをピアノが伝えているようにも感じられます。
録音された時、アラウは31歳頃でしょうか。
そしてブラームスがこの曲を完成させたのが25歳頃。
若き日のブラームス。
若き日のアラウ。
曲にも演奏にも漲るエネルギーを感じます。

以前、この曲を聴き気に入ったものですが
この演奏を聴き一層のお気に入りになったように思います。

                   
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Comment

Re: アラウ&ジュリーニのブラームス

burleskeさま、こんばんは。
いつもコメントをありがとうございます。

burleskeさまもこちらのの演奏のディスクをお持ちだったのですね。
アラウがお目当てだったのですが、聴いていてジュリーニの方に関心が移ってしまいました。
アラウ、ジュリーニ・・・演奏者の年齢のとともに演奏も変遷してくるのですね。
録音年代と演奏者の年齢による演奏の変化も辿ってみたくなってきました。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2016.09/05 19:40分
  • [Edit]

アラウ&ジュリーニのブラームス

アラウ&ジュリーニのブラームスは僕も持っています。
久しぶりに聴いてみましたが、見事な演奏で聞き惚れてしまいますね。
晩年のジュリーニはテンポが遅すぎるように思えることもありましたが、この演奏は覇気があって良いですね。
アラウは晩年の演奏も好きですが、若いころの演奏も魅力的ですね。
アラウの他の演奏も改めて聴いてみたくなりました。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2016.09/04 19:13分
  • [Edit]

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