♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.38 シューベルト:「美しき水車小屋の娘」 by ニコライ・ゲッダ

                  ニコライ・ゲッダ:EMI録音集
             
                ニコライ・ゲッダEMI録音集



リニューアルをしまして喜んでおりましたところ、
或る特定の某ブログ・サーバーに関して不具合が生じてしまいました。
PCには完全に疎く、はたと困惑しまして、泣くに泣けない有様に。
サーバー側からのメーセージを頼りに、一つ一つ、消去法で。
最後の疑問であったテンプレート。
こちらを元に戻しましたら、不具合が解消されました。
と言うわけで、住み慣れた旧テンプレートに戻りました。
未だに私には原因が分からず・・・テンプレートによって不具合が生じることがあるのでしょうか。

やっと、気を取り直しまして・・・。

ニコライ・ゲッダ・・・懐かしいお名前です。
ニコライ・ゲッダの11枚組みのEMI録音集。
ゲッダの誕生85年記念盤だそうです。
お気に入りのオペラ・アリアが多々収録されているのが嬉しい全集です。
耳に馴染み深い大好きなイタリア民謡も。
はたまた、シューベルトの「水車小屋の娘」も。
ゲッダのドイツ・リートにも興味津々たる思いで手にしてみました。

5枚目のCDにはお気に入りのオペラ・アリアが多く、
こちらのディスクを一番先に聴いてみることに。

第1曲目のモーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」から《私の安らぎは彼女にかかって》。
耳に馴染んでいるアリア・・・今までは特に心に掛かることもなく聴いていたものです。
しかし、ゲッダで聴き・・・このアリアの旋律の美しさに耳を奪われました。
このように一曲のアリアが気に入りますと、そのオペラ全曲を聴きたくなるのも、いつものパターンです。
「ドン・ジョバンニ」全曲も、まだ聴いていませんでした。
この機会に、聴いてみたくなりました。

第7曲目、8曲目の「ドン・パスクワーレ」からの2曲のアリア。
二重唱には今まで余り魅力を抱けなかったのですが。
ミレッラ・フレーニとの二重唱・・・初めて魅力を感じた二重唱です。

第9曲目、ドニゼッティの「ファヴォリータ」より、《優しい魂よ》。
この有名なアリアは歌手を問わずにお気に入りのものです。
ゲッダの歌・・・勿論、素晴らしいです。
弱音でもとても安定し、リリコにうっとりします。
この曲はドイツ語で歌われるより、
イタリア語の方が私には好ましく耳を傾けられます。
語学に堪能とのことで、発音はとても聞き取りやすく全く違和感はありません。

今まで親しんできたアリアがゲッダの歌唱で聴くと、
親しみだけでなく、心に訴えかけてくるものがあるようです。
今まで抱くことのなかった感情が芽生えてきます。
歌、アリアが新鮮な命を得たかのように生まれ変わり、
心に響き渡ってきます。
ゲッダがこれほどまでに素晴らしいテノールであったことを初めて知りました。
この一枚を聴き、すっかりゲッダの歌唱の虜になりました。
早速、ゲッダのオペラCDを探し始める羽目に。

ドイツ・リートとゲッダ・・・私の中では結びつかせるのが難しいものでしたが。
9枚目のCD、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」。
「水車小屋の娘」は今までにも取り挙げまして、
シューベルトの三大歌曲集の中では素朴な民謡風の趣を湛えているという「水車小屋」が一番のお気に入りです。

さて、ゲッダの「水車小屋」。
今まで聴いてきました、ディスカウ、プライ、シュライアー、ヴンダーリヒもお気に入りでしたが、
ゲッダで聴き、改めて主人公の青年像が膨らみつつあります。
素朴、初々しさが伝わると同時に、とてもシャイなイメージが加わりました。
ゲッダは一つ一つの言葉を丁寧に、言葉を慈しむかのように・・・。

第1曲目の「さすらい」だけを聴くだけで、青年像をイメージすることができます。
第4曲「小川への感謝」では、優しい歌いかけがこの曲のイメージにピッタリです。
次の第5曲、描写に長けた「仕事を終えて」では、
粉職人になるべき決心した青年が、自身の腕前が未熟な気持ちの嘆きが端的に表現されています。
その青年を労わる親方の語りかけでは、
見事に親方になりきって歌い上げるゲッダ。
人物像をクッキリと浮き上がらせる表現描写の巧みさは、
他の歌手からは残念ながら伝わってくることはあまりなかったように思います。
そして第11曲の「わたしのもの」。
歌曲集中でもっともダイナミックな歌唱では、
時にリリコ・スピントを思わせるゲッダの魅力がアリア同様に遺憾なく発揮されているようです。

「水車小屋の娘」を今までに鑑賞しましたどの歌手よりも、
との表現は語弊があるかもしれませんが・・・
見事な表現、連作歌曲の楽しさ、面白さを堪能させてくれました。

ヤン・アイロンという初めて耳にするピアニストの伴奏ですが、
まるでフォルテ・ピアノであるかのような愛らしさ。
ゲッダの歌声を妨げることなく寄り添うような伴奏に好感を抱きました。

この歌曲集の後に、5曲収録されているのですが。
こちらも圧巻。とにかく明朗、軽快そのものでしょうか。
ゲッダの別の魅力を再認識させてくれる曲です。
作曲者不詳の「タンゴの歌」は、軽快、明朗そのもの。
能天気と言ってしまえば、それまでなのですが。

続いて、ロッシーニのナポリタンで「踊り」。
タランテッラだそうで、タンバリンの軽快なリズムで、こちらも楽しさの極みでしょうか。
次の「フニクラ・フニクラ」と楽しさ満開です。
このCDの締めは、マイヤー=ヘルムント作曲だそうで、
  おやすみ・・・と、しっとりと語りかけるように。

まだ全部を聴いてはいないのですが、
ベートーヴェンの歌曲集「遥かな恋人に」が、とても楽しみになってきました。
ブラームス、シューマンの歌曲集もまた。

最後の一枚、11枚目のCDにはインタヴューに対するゲッダのお話です。
ご自身について語られていることなど興味深いものがありました。
インタヴューの間に数曲の歌も入っています。
飾り気なく、気さくにお話をするゲッダに好印象を抱くことができました。

 
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Comment

コメントありがとうございます

burleskeさま、こんばんは〜。
コメントをいつもありがとうございます。
一件落着をして、ホッと・・・ゲッダの歌が、この上なく素晴らしく聴こえました〜。v-353
私も同じで、今までゲッダを意識して聴くことがなかったのです。
オペラではしばしばお名前を目にしていましたし、気付かないうちに聞いていたような・・・。
オペラ鑑賞も音楽が先で歌手が後回しでしたし、その順位が逆転しましたのは、つい最近のことで。
多くのオペラに出演しているようでCDも多く、きっとburleskeさまなら、お持ちのオペラCDの中にあるのではないでしょうか。
私の方はこれから第一歩で、ゲッダ出演のオペラCDに食指を伸ばし始めました。(^^♪
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.04/15 19:39分
  • [Edit]

ゲッダは聴いたことあるような?

こんばんは。ゲッダの名前だけは知ってましたが、ちゃんと聴いたことはないです。ひょっとしたら歌っているCDが見つかるかもしれないので、うちの在庫を探してみたいと思います。
なんかの声楽曲で見つかるかも。
なんせ、これまで歌手を意識して聴いてなかったもんで。
luminoさんのおかげで昔のCDを聴く楽しみが増えました(~o~)
たしか聴いたことあるんだよなぁ〜

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特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
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