♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

Entries

Op.367 ベートーヴェン:「ヴァイオリン・ソナタ第2番」 by パールマン&アシュケナージ

今年もあと一週間を残すのみとなり内心、焦っております。
今日、慌てて年賀状を作成し・・・
日常、手抜きをしているしわ寄せで明日は、明後日は・・・。
頭の中でスケジュールが目まぐるしくなってきました。

今年の買い納めのディスクはパールマンのDG&DECCA録音全集になりました。
まだ、入手して聴きたいディスクは山ほどあるのに今年のCD購入資金はゼロ。

さて、先日、パールマンのワーナー録音全集よりブルッフのヴァイオリン協奏曲を
取り上げた際にコメントをお寄せいただきました。
パールマンの2種発売されているBox。
ワーナー録音全集とDG&DECCA録音全集の2種。
迷いに迷ってワーナー録音全集の方を求めましたが
DG&DECCAの全集も気になり諦めきれなかったものです。

お寄せいただいたコメントを拝読させていただき
諦めきれなかったパールマンのDG&DECCA録音全集を思い切って
求めてみました。
入手して本当に良かったと、日々聴いています。
お目当てだったベートーヴェンヴァイオリン・ソナタ全曲から
パールマンアシュケナージで今日は第2番を。

              ベートーヴェンヴァイオリン・ソナタ第2番
               パールマン~DG&DECCA録音全集より


                 367:ベートーベン.ヴァイオリン.ソナタ第2番 パールマン~DG&DECCA録音全集
                         (収録曲)

       ベートーヴェンヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2
                 ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」

                 イツァーク・パールマン(Vn)
                 ウラジミール・アシュケナージ(P)
                  (録音:1973年10月
                      ロンドン キングズウェイ・ホール)

           第1楽章:Allegro vivace イ長調 6/8拍子
           第2楽章:Andante più tosto Allegretto イ短調 2/4拍子
           第3楽章:Allegro piacevole イ長調 3/4拍子


過日のベートーヴェンヴァイオリン・ソナタ第1番と重複する内容になりますが。
ベートーヴェンが遺した10曲のヴァイオリン・ソナタのうち
第2番は作品12の3曲のソナタ、作品12-2。

1797年から98年にかけてこれら3曲のソナタが書かれたとのことです。
作品12の3曲のヴァイオリン・ソナタ、自分のメモとして。
 第1番 作品12-1 ニ長調
 第2番 作品12-2 イ長調
 第3番 作品12-3 変ホ長調

第2番は作品12の3曲のソナタの中ではモーツァルトの趣に一番近いものが
あるとのことから最も早い時期に書かれた、とも言われているそうです。

1792年11月にボンからウィーンに移り住んだベートーヴェン
ハイドンやサリエリ、フェルスター等に師事を詩作曲を学んだそうです。
作品12の3曲は師の一人、アントニオ・サリエリに捧げられたとのことです。


パールマン&アシュケナージで聴く第2番

ヴァイオリンの規則正しい音の刻みを伴奏にピアノの旋律で始まる第1楽章。
この第1主題のピアノが下降するパートは星の煌めきのよう。
またこの主題の軽快で明朗な旋律。
光明でもあるかのように心に刻まれる主題です。
ヴァイオリンとピアノが躍動的に奏されるさまは
まるで2つの楽器の元気溌剌な対話、お喋りのよう。
ピアノの軽やかな伴奏で歌うヴァイオリンも爽やか。
第2主題も明るく軽やか。
弾むようなヴァイオリンとピアノ。
コーダでは第1主題に基づいたヴァイオリンとピアノの応答。
凛とした雰囲気で閉じられる第1楽章。
ヴァイオリンとピアノの愉しげな会話を耳に
聴いているだけで気分も愉しくなるような楽章。

第2楽章は前楽章から一転した趣の第1主題の始まり。
ピアノが奏する第1主題には哀愁が漂っているかのよう。
ヴァイオリンが反復するこの主題。
哀愁と儚さを感じさせるヴァりオリンは心の琴線に強く触れます。
第2主題になり平穏な雰囲気の中で
ヴァイオリンに寄り添うようなピアノ。
思索するような、物想うような趣が漂っているようにも。
穏やかに閉じられる第2楽章。
第1楽章とは対照的な趣ですが惹かれる楽章です。

再び第1楽章の雰囲気に似て軽やかで明るいロンド主題で始まる第3楽章。
親しみを感じる主題です。
第2の主題が現れ流麗な趣に。
第3の主題では力強さが加わるよう。
明朗で軽快、伸び伸び、溌剌とした雰囲気が漂う第3楽章。
ヴァイオリン、ピアノの愛らしさが楽章全体に散りばめられているように感じます。
曲の終わりも軽快に。ピアノが一つの音を叩き迎える曲の終わり。


この第2番を聴いているとヴァイオリン・ソナタ第5番の「春」が
彷彿と想い出されます。
この第2番第1楽章の第1主題そして第3楽章のロンド主題。
第5番同様に明るい軽やかさが温もりのように伝わってくるようです。
温もりの中からは煌びやかな光が射し込んでいるようにも感じます。

今回、第2番を久々振りに耳にして
昔、かなり頻繁に聴いていた曲であったような・・・・。
旋律だけが脳裏に刻み込まれ、あまりにも親しみを感じる曲でありながら
曲番が思い付きませんでした。
第2番、認識を新たにしました。

パールマンとアシュケナージで聴き始めたベーとヴェンのヴァイオリン・ソナタ。
パールマンとアシュケナージの息の合った演奏。
耳に馴染んでいる曲ですがパールマンのヴァイオリンが新鮮に感じられます。
アシュケナージの生き生きとしたピアニズムが爽快。

第2楽章ではパールマンの表情豊かな演奏の再確認をさせられるようです。
聴いていて熱中する気分にさせるのではなく(アルゲリッチとの「クロイツェル」は例外として)冷静に耳を傾けることで曲の本質に導いてくれるような演奏のように感じられます。
パールマンのヴァイオリンを耳にしていると、ホッとした安堵感を抱きます。

ホッと一息の心のコーヒー・タイムに一枚取り出しては耳を傾けるのが
日課になりつつあります。
こちらのBox そしてワーナーのBox ・・・長い長いお付き合いになりそうです。
ゆっくり、じっくり、そして愉しみに。

                  
関連記事

Comment

Re: パールマン&アシュケナージ、良いですね

buleskeさま
コメントをいつもありがとうございます。

お寄せいただいたコメントのお陰で諦めきれなかったDG&DECCAの録音全集の方も入手することができました。
コメントのお陰で決心がつき、ありがとうございました。
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタそして、buleskeさまのコメントで知ることができたモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲がお目当てだったこちらのBoxを手にして喜々としています。

> パールマン&アシュケナージのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタは、新鮮さを感じさせながらじっくりと聴かせてくれて、良いですよねぇ。僕もお気に入りの演奏です。

パールマン&アシュケナージではLP時代に第5番と第9番が収録されているものを聴いたのですが、特別な感銘を受けなかったような・・・。
今回、聴いてみて本当に良い演奏で、私もお気に入りになりました。

ワーナーのBoxの方ですが、パールマン&アシュケナージ;リン・ハレルによるベートーヴェンのピアノ三重奏曲はまだ一度も聴いたことがないのです。
ベートーヴェンのピアノ三重奏曲もお気に入りですので、こちらも楽しみです。
早速、聴いてみたくBoxから取り出して手元に置いてあります。
それにしても、burleskeさまの記憶力はコンピューターみたい・・・私はパールマンの2つのBoxですら収録曲を記憶することができないのですよ。

モーツァルトのヴァイオリン協奏曲も聴き始めています。こちらも (^^♪ です。
パールマンに耳を傾けつつ、冬の寒さの日々でも心はポカポカしている年末になりました。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2016.12/26 20:04分
  • [Edit]

パールマン&アシュケナージ、良いですね

パールマンのユニバーサルBOX、購入されたのですね。
パールマン&アシュケナージのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタは、新鮮さを感じさせながらじっくりと聴かせてくれて、良いですよねぇ。僕もお気に入りの演奏です。

パールマン&アシュケナージのベートーヴェンでは、リン・ハレルのチェロでピアノ・トリオの全集がありますが、こちらもなかなか良いですよ。
ワーナーのBOXに収録されているはずですので、聴いてみてください。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2016.12/25 20:04分
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 現在非公開コメント投稿不可です。

左サイドMenu

プロフィール

lumino

Author:lumino
音楽が日々の活力源になっています。
特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
日々の生活に無くてはならないのが音楽と本です。
また2羽の小桜インコの兄弟は大切な家族です。

最新記事

lumino

右サイドメニュー

♪ こんにちは ♪

カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

ブログ内検索

*翻訳*