♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.375 ベートーヴェン:「ピアノ三重奏曲第5番『幽霊』」 by ケンプ、シェリング&フルニエ

先月、ベートーヴェンピアノ三重奏曲第6番をアシュケナージ、パールマン&
ハレルで聴いた際にお寄せいただいたコメントにて
ケンプシェリングフルニエの名前を拝見して是非、聴いてみたくなりました。
チェリストではフルニエは気になる存在の一人。
フルニエ・エディションにベートーヴェンのピアノ三重曲全曲が
収録されていましたので・・・やっと入手することができました。

時折、少しづつ、ベートーヴェンピアノ三重奏曲を聴いているうちに
ベートーヴェンの作品の中でもお気に入りのジャンルになってきたようです。

ピアノ三重奏曲全曲を手にして最初に聴くのがお気に入りの第7番「大公」。
第7番、6番と聴き進み今回は第5番「幽霊」を。
第5番はこの曲も聴いたことがあるのか、記憶に定かではないのですが。
ケンプシェリングフルニエの演奏で。

              ベートーヴェンピアノ三重奏曲第5番「幽霊」
                    ケンプシェリングフルニエ
       P.フルニエ・エディション~DG 、デッカ、フィリップス録音全集より

           375:ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番 フルニエ・エディションより
                          (収録曲)

        べートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 Op.70-1 「幽霊」
                  ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 Op.97 「大公」

                    ヴィルヘルム・ケンプ(P)
                    ヘンリク・シェリング(Vn)
                    ピエール・フルニエ(Vc)
                     (録音:1970年4月)

                第1楽章:Allegro vivace e con brio
                第2楽章:Largo assai ed espressivo
                第3楽章:Presto


過日のベートーヴェン、ピアノ三重奏曲6番の記事と重複しますが。

このピアノ三重奏曲第5番作品70-1 が作曲されたのは第6番作品70-2 と
同じ1808年だそうです。
作品70の2曲で比較的多く演奏されるのはこの第5番作品70-1 の方だそうです。
「幽霊」との呼称の由来はいろいろあるようですが
手持ちの解説によると、この曲の特色となっている第2楽章で醸し出される沈鬱で
神秘的な雰囲気から与えられた呼称とも言われているとのことです。
命名者は不詳とのこと。

   375:ベートーヴェン ピアノ三重奏曲第5番 
           (ピアノ三重奏曲第5番の自筆譜 Wikiediaより)

初演は作品70-1 と同じく
1808年12月末、クリスマス前後にウィーンのエルデーディ伯爵邸に於いて
行われたそうです。
ピアノはベートーヴェン自身、他の演奏者については不明とのことです。

ピアノ三重奏曲第6番 作品70-2 と同じくエルデーディ伯爵夫人に献呈された
そうです。


ケンプシェリング&フルニエで聴くベートーヴェンのピアノ三重奏曲第5番

第1楽章はピアノ、ヴァイオリン、チェロが奏する第1主題での始まり。
活発に溌剌と力強く奏される第1主題。
すぐに穏やかな調べを奏するチェロ。
歌のようで親しみを感じるチェロの旋律です。
この旋律を歌い継ぐヴァイオリンそしてピアノ。
第2主題ではピアノが主役となり美し旋律を。
展開部での第1主題の変容にはワクワクしてしまいます。
活発に切れ味も鋭く奏される3つの楽器たち。
コーダでも現れる第1主題。
3つの楽器たちは自由に飛翔するかのように奏され
盛り上がり活発に閉じられる第1楽章。

第2楽章は前楽章から一転した雰囲気に。
音量を下げ、弱く奏されるヴァイオリンとチェロ。
そしてピアノもゆっくりと奏される第1主題での始まり。
瞑想的、幻想的な題1主題。
現れる第2主題も第1主題と同じような雰囲気で。
力強さが現れるのも束の間。
再現部では再び戻る静けさ。
ピアノは低音域で規則的なトレモロのように奏されるのが印象的。
ピアノを伴奏に交互に奏されるヴァイオリンとチェロ。
コーダでピアノは下降をするように。
ピアノ、ヴァイオリン、チェロは弱々しく
ピッチカートが3回奏され閉じられる第2楽章。

ピアノの序奏で始まる第3楽章。
明るく軽やかな序奏。
続く第1主題では踊るような明朗さで奏するヴァイオリンとチェロ。
繰り返すピアノ。
第2主題では穏やかな旋律に。
華麗な趣で奏され高揚するピアノ、ヴァイオリン、チェロ。
活き活きとした雰囲気。
闊達に奏される3つの楽器たち。
コーダでのピアノの華々しさ
音力を上げ3つの楽器たちは闊達に奏され閉じられる曲。

この曲も好印象を受けます。
第1楽章の溌剌とした明るさ 
第2楽章の瞑想的な雰囲気 
第3楽章の活き活きとした闊達さ
曲の中では雰囲気を異にする第2楽章もまた聴いていると惹かれます。

フルニエがお目当てでしたが
聴いているうちにやはり曲の主人公のピアノに耳を惹かれてしまいました。
ケンプのピアノは今までも聴いてきたものの・・・
この演奏では目が覚めるようなものを感じる気がします。

ヴァイオリンのシェリング、チェロのフルニエそしてケンプの演奏に漂う風格
とでも言うのでしょうか。
まだ、5,6,7番の3曲しか聴いていませんが
じっくりと耳を傾けたくなる味わい深い演奏のような気がしています。

いろいろな演奏者で聴くベートーヴェンのピアノ三重奏曲に嵌りかけて
きたようです。

                  
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Comment

Re: パールマンも良いですが・・・

burleskeさま
コメントをいつもありがとうございます。

ベートーヴェンのピアノ三重奏曲全集でburleskeさまのコメントを拝読してケンプ、シェリング&フルニエの演奏で聴きたくなりディスクを求めて良かったです。
ありがとうございます。
アシュケナージ、パールマン&ハレルの演奏
そしてケンプ、シェリング&フルニエの演奏。
それぞれの持ち味があり良いですね。
どちらかと言うと、じっくりと聴かせれくれる演奏に惹かれますが。
まだ、第4番を聴いていないのですが早速、聴いてみますね。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2017.02/20 19:55分
  • [Edit]

パールマンも良いですが・・・

ケンプ、シェリング&フルニエのベートーヴェン、早速お聴きになられたのですね。
パールマン達の生きの良い演奏も良いですが、ケンプ、シェリング&フルニエの落ち着いた風格のある演奏を聴くと、なんか安心感がありますね。
ライスターがクラリネットの「街の歌」も、じっくりと聴かせてくれて、良いですよ。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2017.02/19 17:54分
  • [Edit]

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