♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.47 モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」 by コリン・ディヴィス

           モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527
             (モーツァルトオペラ全集より)


              モーツァルト:オペラ全集


             ドン・ジョヴァンニ:イングヴァール・ヴィク(Br)
             ドンナ・アンナ:マーティナ・アーロヨ(S)
             ドンナ・エルヴィラ:キリ・テ・カナワ(S)
             ドン・オッタヴィオ:スチュアート・バロウズ(T)
             レポレッロ:ヴラーディーミロ・ガンツァロッリ(Br)
             ツェルリーナ:ミレッラ・フレーニ(S)
           
             コリン・ディヴィス指揮
             コヴェト・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
                (録音:1973年5月)

過日、ニコライ・ゲッダの「ドン・ジョヴァンニ」からオッタヴィオのアリア「あの人の安らぎは私の安らぎ」を聴き、あまりの美しい旋律に魅了されとても気に入ってしまいました。
モーツァルトのアリア集では、ヘルマン・プライ、ペーター・シュライアーそして最近ではドミンゴで愛聴をしておりました。
全曲を聴くのは初めてです。

先に「後宮からの逃走」でお世話になった、モーツァルト、44枚セットのオペラ全集からです。

私の注目アリアその他。
第1幕から
 第4番:レポレッロのアリア「カタログの歌
 第7番:ツェルリーナとドン・ジョヴァンニの二重唱
 第10番:オッタヴィオのアリア“Della sua pace”~「あの人の安らぎは、私の安らぎ」
 第11番:ドン・ジョヴァンニのアリア「シャンペンの歌」

第2幕から
 第16番:ドン・ジョヴァンニのカンツォネッタ
 第18番:ツェルリーナのアリア「薬局の歌」
 第21番:オッタヴィオのアリア“Il mio tesoro intant”~「恋人を慰めて」

有名なアリアや、じっくりと耳を傾けたいアリアなどがすし詰めのオペラです。
一つのオペラ作品の中にこれだけお気に入りのアリアが含まれている喜ばしさ。
ほかの作品では・・・思い浮かびません。

1787年のプラハでの初演時には「フィガロの結婚」同様に大成功を収めたとのことです。
1792年にワイマールでの初演を聴いたゲーテはシラー宛てに次のように認めたそうです。
  「これは無類の作品であり、モーツァルト亡き後は、
   このようなものの観られる見込みはなくなった」と。

いつものように、お世話になっている虎の巻から、
備忘録として以下に。

【作曲】1787年
【初演】1787年10月29日 
    プラハ国立歌劇場(現、ストヴォフスケー劇場)
【原作】ぺルターディ台本、ガッツァニーガ作曲の歌劇「石の客」
    モリエールの戯曲「ドン・ジュアン」など。
【台本】ロレンツォ・ダ・ポンテ
【構成】2幕 上演時間約2時間10分
【主な登場人物】
    ドン・ジョヴァンニ:好色な貴族
    ドンナ・アンナ:騎士長の娘
    ドンナ・エルヴィラ:ドン・ジョヴァンニに捨てられた貴婦人
    ドン・オッタヴィオ:ドンナ・アンナの婚約者
    レポレッロ:ドン・ジョヴァンニの従者
    ツェルリーナ:農民の娘、マゼットの婚約者。

【物語】
(第1幕)
 或る夜、ドン・ジョヴァンニが騎士長の娘ドンナ・アンナの部屋に忍び込み、情事のあと彼女が騒ぎ立てていると騎士長が現れ、ドン・ジョヴァンニとの決闘となる。
騎士長は刺されて絶命。
ドン・ジョヴァンニは逃げ、娘は父親殺しの一夜の男への復讐を誓う。
 ドンナ・エルヴィラが自分を捨てた男、ドン・ジョヴァンニを捜している。
ドン・ジョヴァンニの従者、レポレッロは、アリア《カタログの歌》を歌って、捨てられた女あなただけではないと慰める。
村娘、ツェルリーナとその婚約者マゼットは今宵の婚礼を控えているが、そこにドン・ジョヴァンニが現れ、ツェルリーナを誘惑し、ニ重唱《あそこで手を取り合って誓いを交わそう》となる。
その後、アンナはドン・ジョヴァンニの声から父親殺しの犯人が彼であることに気付く。
そして、ドン・ジョヴァンニ邸での舞踏会。
彼は、仮面の三人(アンナ、オッターヴィオ、エルヴィラ)に追い詰められるが、大混乱の中、その場を逃げ出す。

 (第2幕)
ドン・ジョヴァンニは従者と服を取り換えて、また女を口説く。
一方、レポレッロは主人と間違えられてアンナたちに捕まる。
 墓地にやって来たドン・ジョヴァンニは、殺した騎士長の石像を晩餐に招く。
そしてドン・ジョヴァンニ邸での豪華な晩餐会。
エルヴィラがドン・ジョヴァンニに生き方を改めるように訴えるが、彼は聞かない。
そこに石像が現れ、悔い改めるように諭すが、ドン・ジョヴァンニはこれも拒否し、石像とともに地獄に墜ちて行く。

アリア第4番のドン・ジョヴァンニの恋愛遍歴をレポレッロが歌う「カタログの歌」。
遥か昔、プライの歌で「カタログの歌」をしばしば聴いていました。
この歌に関しては未だにプライの歌が心の中に棲みついています。
アリア第7番のツェルリーナとドン・ジョヴァンニの二重唱。
ツェルリーナを誘うドン・ジョヴァンニとの二重唱は、とても美しいもの。

そして、アリア第10番のオッタヴィオの「あの人の安らぎは私の安らぎ」。
あまりにも清楚で、あまりにも美しい旋律で完全に虜にさせられました。
歌ではシュライアーが最も気に入っています。
蛇足ながら、歌詞ですが・・・。
  
   彼女の心の安らぎこそ 僕の願いです
   彼女を喜ばせるものは 僕にも生気を与え
   彼女を不安に陥れるものは 僕に死を与える
   彼女が溜め息をつけば 僕もまた嘆きに沈み
   彼女の怒りも涙も 僕のもの
              (武石英夫・訳)

第2幕のドン・ジョヴァンニのカンツォネッタは「ドン・ジョヴァンニのセレナーデ」として有名だそうですが。
マンドリンの伴奏でこのように歌われては、つい窓から顔を出してしまう?
第18番のツェルリーナ役のミレッラ・フレー二が歌うアリア。
このアリアは「薬屋の歌」と知られているそうですが、親しみを感じます。

最後にアリア10番とともに私にとっては聴き逃すことのできないものが、
第21番のオッタヴィオのアリアです。
第10番のオッタヴィオのアリア同様に、こちらも美しいアリアです。
また、親しみやすい旋律もお気に入りです。
やはり、このアリアもシュライアーが私にはベストのようです。

喜劇風のアリア、はたまた悲劇的(?)なアリアの混在で「ドン・ジョヴァンニ」は私には不思議な魅力を秘めたオペラです。

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Comment

コメントありがとうございます

burleskeさま、こんにちは〜。
いつもコメントを本当にありがとうございます。
梅雨入り前の v-278 の週末ですね。

「アマデウス」という映画があったのですよね。
ドン・ジョヴァンニが登場するシーンがあるそうで・・・。
その映画を、できたら一度観たくなりました。
素晴らしいアリアがテンコ盛りで「魔笛」の次に好きなオペラになりました。(^^♪
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.06/12 16:30分
  • [Edit]

こんばんは

《ドンジョバンニ》といえば、映画「アマデウス」で騎士長の像が夕食に招かれてドン・ジヨバンニを地獄に連れて行くシーンが印象深かったです。
喜劇的なのにデモーニッシュな魅力もある不思議なオペラですよね。
僕もこのオペラは好きです。

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