♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.385 フォーレ:「ヴァイオリン・ソナタ第1番」 by フェラス&バルビゼ

フォーレのヴァイオリン・ソナタを聴いたことがないと思っていたのですが
ソナタ第2番は一年ほど前に既に聴いていたようです。
聴いた曲も忘れてしまったりetc.・・・年齢的に憂慮すべき兆候でしょうか。

昨年の春、第1番、2番を聴き気に入った第2番を拙ブログで云々していました。
第1番の方は当時、1回聴いただけで今日に至ってしまいました。
第1番を聴きつつ、一年ほどの時の経過とともに
フォーレの音楽に対する感じ方に変化が起きてきたように感じます。
本来の自分に戻ったと言うべきかも知れませんが。

昔々のLP時代に聴いたクリスティアン・フェラス。
懐かしさで求めた廉価盤Box から聴いてみました。

                フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
                クリスティアン・フェラス名演集より


                385:フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 フェラス&バルビゼ
                         (収録曲)
            フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13
                  ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.108

                    クリスティアン・フェラス(Vn)
                    ピエール・バルビゼ(P)
                (録音:第1番 1957年;第2番 1953年)


               第1楽章:Allegro molto イ長調 2/2拍子
               第2楽章:Andante ニ短調 9/8拍子
               第3楽章:Allegro vivo イ長調 2/8拍子
               第4楽章:Allegro quasi presto 6/8拍子


作曲されたのは1876年
フォーレの作品では最初期に属するそうです。
このソナタが作曲される年までにフォーレは「夢のあとに」などの歌曲を
33曲、作品番号にして13、合唱曲を3曲、ピアノ曲を14曲、作曲出版を
していたそうです.
声楽とピアノ以外の領域での作曲はこの曲が最初だったとのことです。
曲が書かれたのはサン=トレノの教会オルガ二ストとして在職中の31歳頃に。
この第1番の作曲の後、40年を経て第2番が作曲されたとのこと。

初演は1877年1月27日、国民音楽協会の演奏会において
マリー・タヨーのヴァイオリン、フォーレ自身のピアノにより行われたそうです。

フェラス&バルビゼで聴くフォーレのヴァイオリン・ソナタ第1番

ピアノが奏する美しい第1主題で始まる第1楽章。
旋律を繰り返すヴァイオリン。
優しく美しい調べです。
次にヴァイオリンで奏し始められる第2主題。
夢見るように、そして憧れを感じさせるようです。
ヴァイオリンに呼応するピアノ。
ピアノはヴァイオリンにしっかりと寄り添うように。
フェラスとバルビゼの温もり、柔らかさを感じさせるように奏される旋律。
ヴァイオリンとピアノが流麗な調べを奏しつつ閉じられる第1楽章。

低音でゆっくりと奏されるピアノで始まる第2楽章。
すぐにヴァイオリンの主奏に。
ピアノが奏するリズムを伴奏に歌うヴァイオリン。
甘美な歌です。
気が付くと第2主題に。
ヴァイオリンの歌に加わるピアノは積極的な趣で。
中間部で第1主題をゆったりと歌うヴァイオリン。
ピアノは呟きのような伴奏を。
第1主題から第2主題へと奏される旋律。
ヴァイオリンとピアノが名残惜しそうに奏され終わる第2楽章。
前楽章と同じように美しく、憧れ、夢を感じる楽章でしょうか。 

ヴァイオリンとピアノ、2つの楽器の目まぐるしい動きで始まる第3楽章。
ピアノの駆け抜けるような伴奏に
ピッツィカートを織り交ぜつつ奏されるヴァイオリン。
2つの楽器からはユーモラスな雰囲気も感じられるようです。
トリオでは落ち着きを感じさせるもの
再び目まぐるしく駆け巡りつつ奏され閉じられる楽章。

ヴァイオリンが軽やかに奏され始まる第4楽章。
ピアノが軽快に伴奏を。
軽やかで美しいこの主題。
音力が強くなり熱情的な雰囲気へと変化する2つの楽器。
活気のあるヴァイオリンとピアノは力強く応酬をしているかのよう。
華麗に力強く迎える曲の終わり。


美しい曲。
フォーレのヴァイオリン・ソナタ第2番を聴いてから1年程が経ち
当時は旋律の美しさに魅了をされ感銘を受けたものでした。
この作品でもフォーレの音楽の美しさを堪能をさせてくれるようです。
美しい・・・ですが、その美しさがシャボン玉のように想うようになりました。
耳には快いのですが、残ることなく消え去ってしまうような美しさ。
少なくとも個人的には心を打つ美しさではないように感じられてしまいます。

フェラスのヴァイオリンが素直な雰囲気で耳に伝わってくるようです。
昔々、耳にしたフェラスの演奏に懐かしさを感じつつ耳を傾けておりました。
フェラスの共演者として名高いバルビゼのピアノは初めて聴くものです。
第2楽章でのバルビゼのピアノが奏するリズムが印象的です。
ヴァイオリンとのバランスを保ち良きパートナー的存在のように感じられます。
ショップ・サイトの解説で知ったのですが
バルビゼは1963年から亡くなるまでマルセイユ音楽院の院長も務めたとのことです。
この曲の録音当時、フェラスェは華々しく活躍し
バルビゼはマルセイユ音楽院院長として駆け出した頃でしょうか。

前途洋々な若い日のフェラスとバルビゼの
美しくも生き生きとしたフォーレのように感じられました。

                  
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Comment

Re: フェラス&バルビゼのフォーレは・・・

burleskeさま
コメントをいつもありがとうございます。

フォーレのヴァイオリン・ソナタはburleskeさまもフェラス&バルビゼのディスクをお持ちなのですね。
一年ほど前にフォーレのヴァイオリン・ソナタ第2番の際に、フォーレのヴァイオリン・ソナタではフランチェスカッティ&カサドッシュがお気に入りであり、また第1番ではディボー&コルトーが絶品とのコメントをお寄せくださっていましたね。
どちらの演奏も聴かないまま今日に至ってしまいました。

> 最近、昔なにげなく聴いていた演奏を改めて聴いて、その魅力に気づかされることが多いように感じられます。
同じく、です。
数年しか経っていなくても「こんなに良い曲だった?」としばしば独り言をすることもある私です。
音楽が持つ不思議さでしょうか。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2017.05/01 20:02分
  • [Edit]

フェラス&バルビゼのフォーレは・・・

フェラス&バルビゼのフォーレのヴァイオリン・ソナタは僕も持っていますが、最初聴いたときにはあまり印象に残りませんでした。
でも、改めてじっくり聴いてみると、美しくてなかなか魅力的な演奏ですね。

最近、昔なにげなく聴いていた演奏を改めて聴いて、その魅力に気づかされることが多いように感じられます。
ついつい新譜に目が行ってしまいますが、昔のディスクを取り出して聴くのもよいものですね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2017.04/30 21:22分
  • [Edit]

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