♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.394 ブルックナー:「交響曲第7番」 by ザンデルリング&シュトゥットガルト放送交響楽団

いつもお邪魔をさせていただいているブログでブルックナー交響曲第7番を
お取り挙げになられていらっしゃいました。
シュトゥットガルト放送交響楽団の2枚組です。
第7番がザンデルリングの指揮
第9番がジュリーニでした。
第9番をジュリーニの演奏で聴きたいと思っていた矢先に
こちらのディスクを知り早速、購入をしてみました。

ブルックナー交響曲入門一年生の私にとっては
第7番もじっくりと聴くのは初めてです。

                    ブルックナー交響曲第7番
                             by
            ザンデルリングシュトゥットガルト放送交響楽団


              393:ブルックナー交響曲第7番ザンデルリング&シュトゥットガルト放送響 
                           (収録曲)

                 ●ブルックナー交響曲第7番ホ長調
                      クルト・ザンデルリング指揮
                      シュトゥットガルト放送交響楽団
                 ●ブルックナー交響曲第9番ニ短調
                      カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
                      シュトゥットガルト放送交響楽団
         (録音:第7番 1999年 シュトゥットガルト リーダー・ハレ ライヴ)
            

           第1楽章:Allegro moderato 「適度な快活さで 」
           第2楽章:Adagio. Sehr feierlich und sehr langsam 
                  「非常に荘厳にかつ緩徐に」と指定
           第3楽章:Scherzo: Sehr schnell 「非常に速く」
           第4楽章:Finale: Bewegt, doch nicht schnell
                  「快活にあまり速くなく」

交響曲第7番は第6番が完成してから20日後の1881年9月23日に着手し
1883年9月5日に完成したそうです。
ブルックナーは1883年8月にバイロイトにワーグナーの墓参をして向かった
ザンクト・フローリアンでこの作品を書き上げたとのことです。
この作品で交響曲作曲家のブルックナーの名声を国際的に高めたそうです。

第2楽章の作曲中にブルックナーが最も敬愛するワーグナーが危篤状態だったそうです。
第2楽章のアダージョについてブルックナーは指揮者のフェリックス・モットル宛ての
書簡に次のように記しているそうです。

 「ある日、家に戻る途中、大変悲しい気持ちに襲われた。ワーグナーは
 もう長くは生きていられないのではないか、と私は考えていた。
 その時、嬰ハ短調のアダージョの楽想が浮かんできたのだ」

作曲中の1883年2月13日にワーグナー死去。
第3楽章はワーグナーの死去の約3週間前、1月22日に着手をしていたそうです。

初演は曲が完成した翌年、1884年12月30日にライプツィヒ市立劇場に於いて
アルトゥール・ニキシュの指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団により
行われたそうです。
このライプツィヒの新劇場での初演はブルックナーの芸術家としての生涯にとって
記念すべきものとなったとのこと。
この初演の大成功でブルックナーの名声は上がり、やがて作品はミュンヘン他でも
取り上げられることになったそうです。
ミュンヘンでは1885年3月10日にヘルマン・レーヴィが指揮し、大成功を収めたとのこと。
指揮者レーヴィはこの第7番に対し「ベートーヴェンの死後の最も重要な交響曲」と
評したそうです。
余談になりますが、レーヴィはブルックナーのため、その作品のために多大な
尽力をしたそうです。
レーヴィはこの第7番の楽譜を出版するべく奔走し、ウィーンの出版社から1885年に
出版されることになったとのこと。
この出版を契機とし、この交響曲は急速に多くの都市で取り上げられ、それに伴い
ブルックナーは文字通り国際的な有名人となったそうです。
またこの作品をバイエルン国王ルートヴィヒ2世に献呈することに一役買ったり
バイエルンの貴族たちをブルックナーに紹介もしたとのことです。
ブルックナーは自分より年下にも拘らずレーヴィのことを自分の「芸術の親」と
常に呼ぶようになったそうです。

曲の献呈はバイエルン国王ルートヴィヒ2世に。


ザンデルリングシュトゥットガルト放送交響楽団で聴くブルックナーの第7番

ヴァイオリンの弱音で微かなトレモロを伴奏に奏され始まる第1楽章。
ヴァイオリンのトレモロを伴奏にチェロが壮大で悠とした調べの主題。
第2主題も壮大な調べを奏する管楽器たち。
第3主題では明るさも。
続くオーケストラの響きは重厚に。
音力を上げ力強く高揚を。
金管楽器が登場したり、急にリズミカルな雰囲気を経て入る展開部。
展開部で印象に残るのは第1主題の麗しい旋律と木管の響き。
後半では荘重に奏されるオーケストラの静かな調べも印象的です。
コーダで弱音でティンパニが加わり、低弦の響きが静かに続き
そして壮大にティンパニの連打の中、吹奏されるトランペット。
この楽章ではコーダが最も心に残ります。
コーダは輝きを放っているように感じます。

第2楽章はこの交響曲中で最も有名な楽章だそうです。
主要主題には「テ・デウム」の一部が使用されているとのことです。

重々しく荘重な調べで始まる第2楽章。
ブルックナーがモットル宛てに綴った書簡を想い出しつつ耳を傾けてしまいます。
「テ・デウム・」での慰めのような雰囲気。それに反して顔を出す悲痛な調べ。
悲痛な調べは暗い奈落のような暗澹たる趣。
第2主題では伸びやかに。
曲が進み「葬送音楽」と呼ばれる調べに。
弦で美しいく奏される調べ。
静かに奏されるヴァイオリンとテューバ。
再び奏される主要主題。
トランペットも加わり漂う厳粛で荘重な雰囲気。
静かに消え入るように閉じられる第2楽章。
   
弦楽器で力強く奏し始められる第3楽章。
すぐに現れるトランペット。
この主要主題は駆動するような動き。
奏されるトランペット、ティンパニからは豪壮な雰囲気が。
トリオになり一転して嵐の後の静けさでしょうか。
穏やかに奏される調べ。漂う田園的な雰囲気。
主要主題が反復され力動感をもって閉じられる第3楽章。

弦のトレモロを背景にヴァイオリンが奏され始まる第4楽章。
リズミカルな雰囲気を感じる第1主題です。
静かな流れのように歌われる第2主題。
展開でのヴァイオリンとクラリネットが愛らしく感じられるのが印象的です。
続いて管楽器が静かに奏され平和な雰囲気を感じます。
コーダでは主要動機が静かに奏され、
曲の終わりはトゥッティで華やかにそして豪壮に。


ブルックナーの交響曲シリーズ(?)が開始したようなこの頃になりました。
第9番を筆頭に、先日は第6番、そして今日は第7番に耳を傾けてみました。
ザンデルリングの他に次の2種の演奏を聴いてみました。
クレンペラー&フィルハーモニアO.(1960年録音)
クレンペラー&バイエルン放送交響楽団(1956年、ライヴ)
ともに 1885年、ノヴァーク版 と記載されています。

ブルックナーの交響曲を聴き初め第○稿、○版というものが
悩みの種でした。
こうして聴いているうちに次第に第○稿、○版は以前のように気にならなくなって
きましたが、それでも演奏を聴きつつ「?」になったりしています。

ザンデルリングの演奏を聴きつつ、7番の美しさ、荘重さに感じ入っています。
ザンデルリングは健康が衰えたクレンペラーの補佐を要請されたこともあったそうで。
私のお気に入りの指揮者クレンペラーとは無縁の指揮者ではなかったことを知りました。

こうしてブルックナーの交響曲を聴いていて感じるのは
「響きの音楽」のように思われてきました。

さて、カプリングの第9番。
ブルックナーの交響曲ではお気に入りの第9番を
クレンペラーとともにお気に入りの指揮者ジュリーニの演奏で
これから楽しみに聴いてみます。

                
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Comment

Re: こんにちは

rudolfさま、こんばんは。
コメントをいつもありがとうございます。

rudolfさまの記事を拝読させていただき購入したディスクがまた一種類増えました。
ザンデルリングとジュリーニのカプリングで嬉しいディスクです。
暗中模索の状態でディスクを選択している日々で、皆さまのブログやお寄せいただくコメントがディスク購入の大きなキッカケになっています。

rudolfさまはカラヤンから始まり数多くの演奏で第7番をお聴きになられていらっしゃったのですね。

> ですが 7番はこれだと思う演奏はあまり…

第7番ではカラヤンの旧盤の演奏が思い出に残っているとのことですね。
お気に入りの演奏との出合い・・・出合うことができた時には、とても嬉しいものですね。
第7番は手持ちのディスクの中からクレンペラーの2種の演奏とザンデルリングの演奏しか聴いていないのですが。
今のところクレンペラー&バイエルン放送交響楽団(1956年録音)が気に入っています。
第1楽章のブルックナー開始の弦の弱音のトレモロもハッキリと聴き取ることができ、他の演奏を聴いていて「?」になると、このクレンペラーのディスクを取り出して聴いたりしています。
ザンデルリングに比べると、少しヤンチャ気味(?)な第7番のような気もしますが。
いろいろな演奏との出合いがあり、お気に入りの演奏に出合うことができることを夢見つつ聴いてゆきたいものですね(^^♪
  • posted by lumino
  • URL
  • 2017.07/03 20:33分
  • [Edit]

Re: ザンデルリングのブルックナーは・・・

bulreskeさま
いつもコメントをありがとうございます。

ザンデルリングはburleskeさまがお好きな指揮者の一人だそうですね。
berleskeさまもシュトゥットガルト放送交響楽団でザンデルリングの第7番、ジュリーニの第9番をお持ちなのですね。
私は今まであまり聴く機会がない指揮者でした。
聴き込んでいるとは言えないのですが、burleskeさまのおっしゃるように「じっくりと聴かせてくれる演奏」ですね。
クレンペラーとの比較しかできないのですが、クレンペラーよりも「じっくり型」かしら・・・とも。

ジュリーニではウィーン・フィルとの演奏で第7、8、9番が良いそうですね。
早速ショップ・サイトでのディスク探しの楽しい仕事(?)が始まりました。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2017.07/03 20:12分
  • [Edit]

こんにちは

luminoさま こんにちは
ザンデルリンクのブルックナー 届いて聴かれたのですね
私は7番の最初はカラヤンのEMI盤だったです
LP時代です
それから どれほど聴いて来たのでしょうね…
ですが 7番はこれだと思う演奏はあまり…
シューリヒトの演奏が有名ですが…
これといった演奏が思い当たらないのですよ
カラヤン旧盤が一番思い出に残っているかもしれません

ミ(`w´彡)
  • posted by rudolf2006
  • URL
  • 2017.07/03 12:04分
  • [Edit]

ザンデルリングのブルックナーは・・・

ザンデルリングは僕の好きな指揮者の一人です。
ブルックナーはライヴ録音でしか残していないみたいですが、じっくりと聴かせてくれてよいですね。
シュトゥットガルト放送響との演奏はこのザンデルリングの第7番とジュリーニの第9番、両方持っていますが、長らく聴いていません。久しぶりに聴きなおしてみますね。
ジュリーニのブルックナーはウィーン・フィルとの第7.8.9番もよいですよ。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2017.07/02 20:45分
  • [Edit]

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特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
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