♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.395 モーツァルト:「クラリネット協奏曲」 by ライスター;カラヤン&ベルリン・フィル

先日、ふとモーツァルトクラリネット協奏曲の第2楽章が耳に入ってきました。
昔、LPでよく聴いていた・・・懐かしいなぁ・・・と、またいつもの懐かしさに。
今日も「懐かしの曲シリーズ」でモーツァルトクラリネット協奏曲を。
初めて入手をしたモーツァルトクラリネット協奏曲のCD。
ライスターカラヤンベルリン・フィルです。
曲とともに演奏者も懐かしいメンバー。

                モーツァルトクラリネット協奏曲
                ライスターカラヤンベルリン・フィル


            395:モーツァルト:クラリネット協奏曲 ライスター、カラヤン&ベルリン・フィル
                       (収録曲)
                      モーツァルト
                クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
                オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
                バス―ン協奏曲 変ロ長調 K.191

                    カール・ライスター(Cl)
                ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
                ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
          (録音:1971年8月 スイス サン・モリッツ フランス教会)

                 第1楽章:Allegro イ長調 6/8拍子
                 第2楽章:Adagio ニ長調 3/4拍子
                 第3楽章:Allegro イ長調 6/8拍子


この曲が作曲された日付けについては自筆譜もなく正確にはわからないそうですが
モーツァルトが記していた「自作作品目録」の書き込みによると
1791年9月28日から11月15日の間に書かれたと推定されるようです。

この曲の第1楽章は最初からクラリネットのために書かれたものでは
なかったそうです。
「バセットホルンのための協奏曲」K.621b を手直しした編曲で
原曲の草稿と編曲版でほとんど内容は変わらないとのことです。

このクラリネット協奏曲は協奏曲のジャンルの中でモーツァルトが遺した最後の
作品になるそうです。
またクラリネットのための唯一の協奏曲とのこと。

             396モールァルト クラリネット協奏曲 アントン.シュタードラー
                   Anton Paul Stadler
              (1753年6月28日-1812年6月15日)

この曲はモーツァルトの親しい友人で同じフリーメイソン結社の一員であった
アントン・スタドラーのために作曲されたそうです。
スタドラーはクラリネットとバセット・ホルン奏者でウィーン宮廷楽団に仕え
当時並ぶ者がないクラリネットの名手だったとのことです。
「クラリネット協奏曲」K.622 と「クラリネット五重奏曲」K.581 は
ともにスタドラ―の優れた演奏技法に触発されて作曲されたそうです。

モーツァルトの最晩年に作曲されたクラリネット協奏曲。
またいつもの寄り道を。
この作品が作曲された1791年、35歳のモーツァルトの足跡をメモとして。

3月:演奏会でピアノ協奏曲変ロ長調K.595 を演奏。
   これがモーツァルトが演奏家として舞台に立つ最後になる。
5月:「魔笛」の作曲開始。
   聖シュテファン教会の副楽長に任命される。
6月:前年に病気になったコンスタンツェが療養しているバーデンにたびたび
   見舞う。
   モテット「アヴェ・ヴェルム・コルぷス」の作曲。
7月:「レクィエム」の作曲を依頼される。
8月:弟子のジュスマイアーを連れプラハに旅立つ
9月:5日「皇帝ティートの慈悲」完成。翌日、プラハ国立劇場で初演。
   中頃にウィーンに戻る。
   28日「魔笛」完成。翌々日、ヴィーデン劇場で初演。
10月:「クラリネット協奏曲」完成。
11月:モーツァルト病床に臥す。
12月5日、モーツァルト生涯を閉じる。


ライスターカラヤンベルリン・フィルで聴くモーツァルトのクラリネット協奏曲

弦楽器の流麗な旋律で始まる第1楽章。
管楽器に移り奏されるこの第1主題。
この主題を耳にして久し振りに聴くモーツァルトの曲にホッとする気分です。
主役のクラリネットが登場し奏する第1主題。
そして悠とした雰囲気で第2主題を歌うクラリネット。
オーケストラに支えられクラリネットは伸び伸びと吹奏されているよう。
流麗でありながらも素朴さを湛えた楽章。
第1楽章を聴き終え、またもや・・・久し振りのモーツァルトに感銘を。

クラリネットが静かに素朴な雰囲気で奏され始まる第2楽章。
ゆったりと歌うクラリネット。
静かに寄り添うように奏される弦楽器。
この主題の素朴さを湛えた長閑さ。
暫くして加わるオーケストラ。
オーケストラの響きに郷愁のようなものを感じ、またもや懐かしさに浸っていると
耳に響くクラリネットの静かな調べ。
ゆったりと奏するオーケストラが奏し。
静かに響くクラリネットの調べ。
素朴で限りないくらいの美しさ。
感慨深さが一段と増してきます。 
淡々と歌うクラリネットが印象的。 
静かにクラリネットが歌いつつ閉じられる第2楽章。

前楽章から一転して快活な旋律で始まる第3楽章。
ロンド主題の快活さ。軽快さ。
クラリネットはオーケストラに話しかけるかのように。
応えるオーケストラ。
2者の対話の楽章でしょうか。
時にはオーケストラはスケールの大きさで応え
時にはリズミカルに応え。
クラリネットに生彩を与えているようなオーケストラ。
ロンド主題が奏されて軽やかに迎える曲の終わり。



モーツァルトの作品に接する機会はいろいろありましたが
この曲、特に第2楽章の心に染み入る調べは強く印象に残ります。
第1楽章の口ずさむことができる親しみのある旋律。
聴いていてホッとする調べ。
この曲を通して改めてクラリネットの音色、素朴さなど多々の魅力を感じます。

モーツァルトの人生の最後に書かれた曲かと思うと
感慨もひとしおのものがあります。

この曲に耳を傾けつつ
ライスターのクラリネット、カラヤンベルリン・フィルの演奏に
素直に、良い演奏だと感じています。
彼らの長年培われた「絆」の強さが感じられる演奏でしょうか。

このディスクには他に、オーボエ協奏曲、バス―ン協奏曲が
収録されているのも魅力です。
今更ながらですが、曲、演奏ともに感銘深いものを抱いています。

                  
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Comment

Re: おはようございます…

rudolfさま、こんばんは。
いつもコメントをありがとうございます。

モーツァルトのこのクラリネット協奏曲を聴いたことが発端となり、管楽器による協奏曲やフルート四重奏曲他に集中をして耳を傾ける日々になりました。
どの曲も爽やかで清々しさを感じています。

rudolfさまのコメントを拝読しオーマンディもフィラデルフィアの首席奏者たちによるモーツァルトの管楽器のための協奏曲の録音があることを知りました。
ショップで探しましたら3枚組セットが目に付きました。
こちらのオーマンディ&フィラデルフィアの演奏も聴いてみたくなってしまいカートに保存中に。
一昨日にはベーム&ウィーン・フィルの首席奏者たちによるディスクがあることをお寄せいただいたコメントにて知り、明日届く予定です。
クラリネット協奏曲を主としてディスク収集になってしまっています。

> オケにはフルートとバスーン、ホルンしか管楽器は使っていませんね
> それで ああいう世界が出てきているのかもしれませんね

独奏のクラリネットばかりに耳を奪われオーケストラの方は気付かずに聴いていました。
そのことを念頭にまた聴いてみますね。

ベーム&ウィーン・フィルの演奏はrudolfさまのお墨付きなのですね。
明日が楽しみです(^^♪
  • posted by lumino
  • URL
  • 2017.07/12 20:37分
  • [Edit]

おはようございます…

luminoさま
おはようございます…

ライスターさんの音も覚えているようにも思います
この曲はすっきりとした世界ですね
私は オーマンディ師の録音、ジリオッティさんのもの
それと ランスロさんの演奏が好きですね
ヴィーンであれば、ベーム盤も良いと思います

オケにはフルートとバスーン、ホルンしか管楽器は使っていませんね
それで ああいう世界が出てきているのかもしれませんね

(ミ`w´)彡━━┛~~ ' ぷっくぷく~~~
  • posted by rudolf2006
  • URL
  • 2017.07/12 06:54分
  • [Edit]

Re: ライスター&カラヤンのモーツァルト、よいですね

burleskeさま
いつもコメントをありがとうございます。

モーツァルトのクラリネット協奏曲、ライスター&カラヤンの演奏は、burleskeさまがお書きくださっているように「安心感」がありますね。聴いていてホッとした気分に。
このディスクに収録されているオーボエ協奏曲(コッホ)、バス―ン協奏曲(ピースク)もお気に入りになりました。
カラヤンはフルートとハープのための協奏曲をゴールウェイ&ヘルミスとも録音しているそうでね。
この協奏曲もLP時代からのお気に入りで、ゴールウェイ;マリナー&アカデミー室内管弦楽団のディスクを求めてみました。
未開封のままで・・・いつかゴールウェイ&ヘルミスとのカラヤンの演奏も聴いてみたく思います。

> ちなみにベームもウィーン・フィルの首席奏者とモーツァルトの管楽器のための協奏曲集を録音しています。
> カラヤン&ベルリン・フィルと聴き比べるのも面白いですよ。

burleskeさまのこちらのコメントを拝読してベーム&ウィーン・フィルの首席奏者対カラヤン&ベルリン・フィルの首席奏者の聴き比べも楽しそうですね。
また、ショップでベームのディスクを探してみますね。

いつもの熱中症(音楽の)でモーツァルトのクラリネット協奏曲を聴き、すっかりモーツァルトの管楽器のための協奏曲に惹かれています。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2017.07/10 20:20分
  • [Edit]

ライスター&カラヤンのモーツァルト、よいですね

ライスター&カラヤンのモーツァルトのクラリネット協奏曲は僕も持っていますが、なんか安心感があってよいですね。
カラヤンは同じ時期に、コッホとのオーボエ協奏曲、ピースクとのバスーン協奏曲の他にも、ゴールウェイ&ヘルミスとのフルートとハープのための協奏曲、ブラウとのフルート協奏曲第1番などベルリン・フィルの首席奏者とモーツァルトの管楽器のための協奏曲集を録音していますが、どの演奏も素敵ですね。
ちなみにベームもウィーン・フィルの首席奏者とモーツァルトの管楽器のための協奏曲集を録音しています。
カラヤン&ベルリン・フィルと聴き比べるのも面白いですよ。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2017.07/09 20:49分
  • [Edit]

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特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
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