♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.396 モーツァルト:「フルート協奏曲第1番」 by トリップ;べーム&ウィーン・フィル

先日、モーツァルトのクラリネット協奏曲をライスター;カラヤン&ベルリン・フィルで
聴いて以来モーツァルト管楽器による協奏曲に嵌り込んでいる日々に
なっています。
先日お寄せいただいたコメントを拝読させていただき
ベーム&ウィーンフィル そしてオーマンディ&フィラデルフィアO. も
首席奏者たちの演奏でモーツァルト管楽器による協奏曲
録音していることを知りました。

先ずはベームウィーン・フィルの7枚組を求め
1枚目のディスクから聴き始めています。
今日はフルート協奏曲第1番を。
ヴェルナー・トリップのフルート独奏です。

                 モーツァルトフルート協奏曲第1番
     ベーム~管楽器のための協奏曲&セレナードとディヴェルティメント集より


            396:モーツァルト フルート協奏曲第1番 管楽器のための協奏曲&セレナードとディヴェルティメント集 ベーム、
                        (収録曲)

                       モーツァルト
                 クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
                 フルート協奏曲 ト長調 K.313
                 バス―ン協奏曲 変ロ長調 K.191

                   ヴェルナー・トリップ(Fl)
                   カール・ベーム指揮
                   ウィーン・フィルハーモ二ー管弦楽団
           (録音:1973年5月 ウィーン ムジークフェライン大ホール)

          第1楽章:Allegro maestoso ト長調 4/4拍子
          第2楽章:Adagio ma non troppo ニ長調 4/4拍子
          第3楽章:Rondo: Tempo di Menuetto ト長調 3/4拍子


作曲されたのは1778年1月或いは2月と推定されるそうです。
モーツァルト、22歳頃でしょうか。
1777年9月23日にモーツァルトは母とともにザルツブルクを出発して
マンハイムに旅立ったそうです。
宮廷音楽家として求職のための旅だったとのことですが職は得られずに
幾人かの優れた演奏家たちとの交友を得ることができたそうです。

交友を得た演奏家の中に当時ヨーロッパに名を馳せていた名フルート奏者
ヨハン・バプティスト・ヴェンドリングやオーボエ奏者のフリードリヒ・ラムなどが
いたとのことです。

                396:モーツァルト フルート協奏曲第1番 Johann Baptist Wendling
                  Johann Baptist Wendling
               (1723年6月17日-1797年11月27日)

このマンハイム滞在中に一連のフルートのための作品が書かれているそうです。
2曲のフルート協奏曲と3曲のフルート四重奏曲が2-3ヶ月のうちに作曲されとのこと。
ヴェンドリングの名人的演奏に啓発されることが多かったようです。

1777年12月10日付けの父宛ての手紙でモーツァルトは次のように書いているそうです。
「僕はいつものようにヴェンドリングのところに食事に行きました。その時、彼は僕に言うのです。私たちのインド人(これは財産があって自適していて、学問という学問を愛好し、しかも僕の大の仲良しで、僕の<崇拝者>のオランダ人です)のためにちょっとした軽く短い協奏曲を3曲と四重奏曲を2,3曲、フルート用に作ってくれれば、彼はあなたに200フロリーン差し上げます。」

ヴェンドリングの仲介によりモーツァルトはオランダ人フェルディナント・ジャンの
ために、3曲のフルート四重奏曲、フルート協奏曲第1番、第2番を書いたそうです。
後者のフルート協奏曲第2番はオーボエ奏者ジョゼッぺ・フェルナンディスのために
書いたオーボエ協奏曲を時間的余裕がなくフルート用に編曲し直したものとのこと。

初演 及び 自筆譜に関しては不明とのことです。


トリップベームウィーン・フィルで聴くモーツァルトのフルート協奏曲第1番

オーケストラで始まる第1楽章。
堂々とし且つ流麗な第1主題。次いで奏される第2主題。
独奏フルートが現れ奏する第1主題。
耳に馴染んでいる旋律です。
前回のクラリネット協奏曲同様にモーツァルトの曲を聴いていると
思わず口ずさみたくなる親しみを感じる旋律。
第2主題も伸び伸びと奏する独奏フルート。
屈託のない伸びやかな旋律。
オーケストラの後に奏されるカデンツァ。
カデンツァで伸びやかな調べから速いバッセージを奏する独奏フルート。
カデンツァを終えオーケストラで力強く閉じられる第1楽章。

オーケストラが低音域を重々しく奏しすぐに現れるホルンで始まる第2楽章。
ゆったりと歌うホルン。
第1主題が現れフルートとヴァイオリンが奏する美しく優しさを感じさせる調べ。
独奏フルートも第1主題を歌い続いて第2主題に。
淡々と歌い続ける独奏フルート。
悠とした趣で寄り添うオーケストラ。
再現部の後に現れるカデンツァは静かな趣で。
独奏フルートが第1主題を歌いつつ
静かに奏されるオーケストラで閉じられる第2楽章。

軽やかな明るさを感じさせる独奏フルートで始まる第3楽章。
ロンド主題の明るさ。
第1副主題での第1ヴァイオリンと独奏フルートの軽やかな掛合い。
第2副主題も弦楽器の伴奏で独奏フルートとの楽しげな会話をしているかのよう。
独奏フルートの伴奏をする弦のトレモロが美しく耳に伝わります。
爽やかで軽やかさに満ちた楽章。
オーケストラが語りかけるような雰囲気で迎える曲の終わり。


新しいディスクを手にすると先ずクラリネット協奏曲から聴き始めてから
次の曲を聴くというパターンになってきました。
今回もこのパターンでクラリネット協奏曲を堪能してからフルート協奏曲を。

このフルート協奏曲も懐かしいLP時代を彷彿と思い出します。
このディスクに収録されている3曲に耳を傾けつつ
先日聴いたカラヤン&ベルリン・フィルの演奏を想い出していました。

カラヤン&ベルリン・フィルとのキリッとした演奏も魅力ながら
ベーム&ウィーン・フィルの演奏に漂う穏やかさ、柔和な雰囲気に惹かれます。
オーケストラの温かく落ち着いた響きが各曲をじっくりと聴かせてくれるようです。

個人的にはクラリネット、バス―ンに比べフルートに対しての魅力は
減じるものを感じていました。
ですが、この曲でヴェルナー・トリップが奏するフルートの音色には
味わい深い温もりを感じられるようで好感を抱きます。
特に第2楽章での音色、響きには惹かれます。

このディスクに収録されている3曲に耳を傾けつつ
新たな魅力に触れることができたように感じています。
そして兼ねてからのお気に入りだったバス―ン協奏曲に耳を傾け
「この曲、こんなに良い曲だった?」と改めて感じ入ったりしています。
こちらのベームの7枚組セットに出合うことができ
各曲から新たな魅力を感じつつ・・・聴き比べに耳を奪われています。
オーマンディ&フィラデルフィアO.による演奏も聴きたい、と夢を見つつ。

                
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Comment

Re: ベームのモーツァルト、よいですよね

burleskeさま
いつもコメントをありがとうございます。

前回、burleskeさまがお寄せ下さいましたコメントを拝読させていだきベーム&ウィーン・フィルでも聴きたくなり早速、求めてみました。
burlekeさまもこちらのベームBoxをお持ちだそうですね。
ベーム&ウィーン・フィルのモーツァルト、本当に良いですね。
burleskeさまが仰るように「落ち着いた雰囲気」でじっくりと聴かせてくれる演奏ですね。

カラヤン、ベーム、それぞれに魅力があり・・・・「モーツァルトを聴いてみたいなぁ」と思うときには、これからはベームのディスクに手が伸びるようになりそうです。
CD5 のセレナードも少し聴き始めています。
セレナードで耳に馴染んでいるのは「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」だけという有様です。
「ポストホルン」や「セレナータ・ノットゥルナ」も良い曲と想いつつ耳を傾けていました。
ディヴェルティメントの方はまだですが、楽しみに聴いてみますね。

ベームではモーツァルトの交響曲もお好きとのことですね。
このBoxを聴きモーツァルト作品のベームの演奏がお気に入りになりました。
ベームの交響曲も聴いてみたいと思います。
先ずはディスクの購入・・・ちょっぴり、先になりそうですが。
ベームのモーツァルトに出合うことができ嬉しい限りです。
ありがとうございました!

オーマンディ&フィラデルフィアのモーツァルトも聴いてみたいですよね。
  • posted by lumino
  • URL
  • 2017.07/17 20:11分
  • [Edit]

ベームのモーツァルト、よいですよね

ベームのモーツァルト、早速お聴きになられたのですね。
落ち着いた雰囲気で、カラヤンとは違った魅力があって、どちらもよいですよね。
このベームのBOXは僕も持っていますが、一緒に収録されているセレナードとディヴェルティメント集もよいですよ。
ベームのモーツァルトは交響曲も僕の好きな演奏です。

そういえば、オーマンディのモーツァルトはあまり聴いた覚えがありません。オーマンディの協奏曲集もどんな演奏か興味がありますね。
  • posted by burleske
  • URL
  • 2017.07/16 20:35分
  • [Edit]

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