2010.05/11(Tue)

Op.41 モーツァルト:ホルン協奏曲 デニス・ブレイン&カラヤン

この時期、5月の清々しいひと時・・・と言いたいのですが、
今日は生憎の雨降りで一カ月前の気温に逆戻りをしましたそうで。
取り敢えず、新緑の清々しいひと時に相応しいのは、勝手な思い込みながら、
モーツァルトホルン協奏曲かフルート四重奏曲でしょうか。
4曲のホルン協奏曲の一曲一曲が5月の清々しい空気にピッタリに思えるのです。
聴いていますと、気分はすっきり、爽やか、清々しく。

今日は、ホルン協奏曲の第1番を中心に。
他の3曲についてはチョビチョビと。



                  モーツァルトホルン協奏曲

                モーツァルト:ホルン協奏曲

                 ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
                          第2番変ホ長調K417
                          第3番変ホ長調K447
                          第4番変ホ長調K495
 
                   デニス・ブレイン(hrn)
                   ヘルベルト・フォン・カラヤン
                   フィルハーモニア管弦楽団
 
                    ( 録音:1953年11月12-13、23日
                     モノラル セッション録音)



以前、ホルン協奏曲の第1番を聴きまして、すぐに一目惚れならぬ、一聴惚れに。
誰もが知る有名なこの作品ですが、何回聴きましても新鮮さは失せることがありません。
   人生 山あり谷あり
山の時では心がより一層楽しげな気分に。
谷の時には、落ち込みから引き揚げてくれるような頼もしい助っ人。
いつでも、どのような時にも、常に心に寄り添っていてくれる音楽のように思えます。

やっと、このCDを入手することができました。
「超」の文字が付く廉価盤にも拘らず、どのCDに? 
と迷っておりましたが、デニス・ブレインとカラヤンで一件落着?しました。

こちらのカラヤン盤ではEMIのほかにオーパス蔵盤があるそうで、
後者は評判が良いようで迷いましたがお財布に優しい安価なEMIを入手。
聴いてみましたがまったく不満を感じませんでした。鈍感なのかも~。
モノラル録音の表示がありますが、云々の必要がないほど大満足をしています。
すでに、大切な愛聴盤の一枚に仲間入りをしました。

良いです!飛び上がりたくなるほどに…可笑しな表現ですね。
第1番…2番も…4曲すべて良いです。
第1番が二長調のほか、第2番以降は変ホ長調。
第1番は4曲中で最も、単純素朴とのことで、
この単純さ、素朴さ、また牧歌的なほのぼのとした第1番に好感を抱きます。

モーツァルトはこの4曲のホルン協奏曲を親しい友人でザルツブルク宮廷楽団のホルン奏者であった、ロイトゲープのために作曲したそうです。
親しい気の置けない友人のためにモーツァルトも持ち前の茶目っ気と悪戯心をこの作品に?
愛らしい旋律も顔を出し、聴いていまして思わず顔が綻びます。

いつものことながら解説書、音楽鑑賞の虎の巻からの受け売りなのですが、
友人のロイトゲープというホルン奏者は、優れた技巧の持ち主であったそうです。
余談ながら、後年モーツァルトの父と共にチーズ業を営み成功もしたそうで。
モーツァルトが愛着を抱いていた好人物でもあったようです。

4曲のホルン協奏曲をモーツァルトは「ロイトゲープ調のもの」と言っていたそうです。
 ○作品の性格の明るさ、陽気な楽しさ
 ○音楽的、技巧的にも特に捻ったところがない
 ○素直な生気が躍動し、無邪気で伸びやかに流れる旋律 
この第1番、K.412番は、K番号400番代とは思えないほどに屈託がなく、
無邪気で悪戯っ子の本来?のモーツァルトの心が満ちているように感じられます。

4つのホルン協奏曲が作曲された時期の1782-6年。
1783年はモーツァルトにとって、社交的・サロン的な協奏曲を脱し、
深い音楽性の表現を可能にするピアノ協奏曲に向かっていたそうです。
ホルン協奏曲には「深い音楽性」はないかも(確かにないのですが)知れませんが、
深い音楽性やら、精神性…という小難しいことは他に任せ、
躍動する生気や無邪気さに溢れたホルン協奏曲。
心から楽しめる音楽として大歓迎の作品です。
この素敵な音楽を届けてくださり、
Herrカラヤン ありがとう!


                          ぱたぱた:bird2すずめ(左)S
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タグ : モーツァルト ホルン協奏曲 ロイトゲープ カラヤン

20:10  |  モーツァルト  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

●メタボパパさま、ありがとうございます

メタボパパさま、こんばんは。
いつもコメントを本当にありがとうございます。

この作品、やはりこの時期にぴったりですよね、安心をしました。
こちらのブレイン&カラヤン盤は、最終的にはカラヤンで決まったのですが、マグレ当たりの成功で良かったです。

レコードとCDでは曲順が違うそうですが、第1番と3番は完成時期が明らかではないそうで、その辺の考慮があったのでしょうか。

カラヤンに好感を抱くことのできるディスクがまた一枚増えました。(*^_^*)
lumino | 2010.05.12(水) 19:41 | URL | コメント編集

●burleskeさま、ありがとございます

burleskeさま、こんばんは。
いつもコメントをありがとございます。

初めてブレインのホルンの音色を聴いたのですが、ソフトで温かな音色なのでしょうか。
オーパス蔵盤の方は音の深みがあるのですね、EMI盤との違いが気になっていました。
フィルハーモニアO.の美しい音色にも魅せられてしまいました。(*^_^*)
lumino | 2010.05.12(水) 19:28 | URL | コメント編集

●ブレインの音色

こんばんは

仰るように、モーツァルトのホルン協奏曲は、新緑の清々しいひと時に相応しいと私も思いますし、その感じが最も分かるのがブレイン/カラヤン盤だと思います。
ブレインのフワっとして、明るく軽やかな音色が大好きです。しかも、若きカラヤンの指揮も惹きつけて離してくれません。
レコードしか持っていないのですが、レコードは曲順が1、3、2、4番の順になっていて、どうしてなのか疑問でした。CDでは1番から4番に順序良く並べ替えられているのですね。初めて知りました。
メタボパパ | 2010.05.12(水) 00:41 | URL | コメント編集

●ブレインは良いですね

これは名盤ですよね。ブレインで聴くとホルンって木管楽器って思ってしまいますね。聴き惚れてしまいます。
ブレインの音色にはこういうモノラル、アナログの方が雰囲気があって良いですね。
僕の持っているのはオーパス蔵盤ですが、音になんともいえない深みがあるみたいです。でも最近のCDはリマスタリングが良いので、EMI盤でも充分良い音してるんじゃないでしょうか。
burleske | 2010.05.11(火) 22:40 | URL | コメント編集

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