♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

Entries

Op.44 マーラー編曲:シューベルト「死と乙女」(弦楽合奏版) by ウェルザー=メスト

昨日の夏日から、今日は一転して小雨が降る長袖と傘の出番になってしまいました。
雨降りの日の方が落ち着いて音楽鑑賞ができるような気がします。

先日はシューベルトの弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」を聴き、
続いて14番の「死と乙女」を聴くことにしました。
と言いましても、マーラー編曲に依る弦楽合奏版です。
私にとってはまだまだ不可解(?)なところが多いマーラーです。
ミュージック・バードで先日、OAされましたので取り敢えず聴いてみました。
取り敢えず…の軽い気持ちでしたが、何と、素晴らしい「死と乙女」でした。
感動的とさえ言っても過言ではないような、と思います。
気に入ってしまいました。

  
          シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」
               マーラー編曲 弦楽合奏版


               マーラー編、シューベルト「死と乙女」

               フランツ・ウェルザー=メスト指揮
               カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク



吉田秀和氏に依りますと、

 「《死と乙女》には、マーラーが若いころ弦楽アンサンブルに編曲した版がある。
  それぞれのパートに複数の楽器をあて、さらにコントラバスも付け加えて弾くようにしただけのもので、ほかに新し声部、新しい音が付け加えられたわけではない。」

  また
  
 「マーラーが他人のオーケストレーションに手を加えるのは、自分が演奏会に取り上げた時や、必要に迫られて編曲をした。」とも。

氏の推測から、この作品の編曲にに関しても、弦楽合奏を指揮する上でのレパートリーとして編曲をしたのではないかと。

云々、お書きになられれていらっしゃるのですが。
「コントラバスも付け加えて弾くようにしただけのもの」・・・とのことですが、
それが何と、聴いてみますと、壮大でシンフォニックな素晴らしさ!ではありませんか。

前回、シューベルトが友人のクーぺルヴィーザー宛ての手紙の中で、

  「弦楽四重奏曲2曲(「ロザムンデ」「死と乙女」)と八重重奏曲を
   1曲作曲したが・・・。
   このようにして大きな交響曲への道を開いていこうと思っている。」と。

手紙の中の「大きな交響曲」への道を切り開くというシューベルトの思いは、
「死と乙女」に於いて実現されているように思えました。
但し、マーラー編曲に依る弦楽合奏版を聴きましての感想です。
すでに交響曲の趣を備えている・・・交響曲さながらの作品ですね。
人生に対する悲観、悲劇性は、この作品の持つ劇的さにより、
「悲」を否定し、精神の強靭ささえもが伝わってくるようです。

改めて書くこともないのですが、
「死と乙女」の第2楽章の変奏曲の主題となっているシューベルトのリート作品で、
同名の「死と乙女」D.531 についてですが、
1817年2月に作曲された、シューベルト20歳の時の作品とのこと。
歌詞は抒情詩人のクラウディウスで、死と少女の対話になっているそうです。
歌詞の大筋は、

  乙女:「あっちへ行っておくれ。荒々しい死よ。
      私はまだ若い。行っておくれ、私に触らないで。」
  死: 「手をお貸し、美しく優しい娘よ、わしはお前の友達だよ。
      お前を罰しに来たのではない。元気をお出し。
      わしは乱暴なんかしない。わしの腕の中で安らかに眠らせてあげよう。」
                                    (大木正與)

 
                           ぱたぱた:bird2すずめ(左)S
                    にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
関連記事

Comment

コメントありがとうございます

burleskeさま、こんばんは〜。

ウェルザー=メストを今回初めて聴きました。
本当に歌心がありつつ、スケールの壮大さも…なのですね。
たまたま良い指揮者に出会い「死と乙女」を聴くことができて幸運でした。
弦楽四重奏では「死と乙女」は印象に残らなかったのですが、本末転倒?で、弦楽合奏版を聴き気に入ってしまいました。

メロス四重奏団もCD購入の際に迷いました。
シネ・ノミネ四重奏団はメロス四重奏団の薫陶を受けたと書かれていました。
「メロスの音楽的な子供たち」と評されたとも。
メロスでも機会がありましたら聴いてみたくなりました。(*^_^*)
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.05/24 20:10分
  • [Edit]

この演奏は僕もお気に入りです

こんばんは、これは良いCDですね。《死と乙女》の隠れ名盤じゃないでしょうか。ウェルザー=メストはスケール大きく、メロディーを綺麗に歌わせて見事な演奏だと思います。ウェルザー=メストは良い指揮者だと思うんですけど、なぜか日本ではあまり人気がないようですね。僕はティーレマンより好きですけど。

《死と乙女》、弦楽四重奏ならメロスSQもメロディーの綺麗な良い演奏でした。これもお勧めです。

Comment_form

管理者のみ表示。 | 現在非公開コメント投稿不可です。

左サイドMenu

プロフィール

lumino

Author:lumino
音楽が日々の活力源になっています。
特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
日々の生活に無くてはならないのが音楽と本です。
また2羽の小桜インコの兄弟は大切な家族です。

最新記事

lumino

右サイドメニュー

♪ こんにちは ♪

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

ブログ内検索

*翻訳*