♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.45 J.シュトラウスⅡ:オペレッタ「ヴェネツィアの一夜」 by アッッカーマン

青果店の店頭には早くも?丸々としたスイカを見かける頃になりました。
夏、大好き、スイカ大好物ですので、ジーっとスイカを。
お店の御方にお値段を聞き…頭の中では欲しいCDがチラホラ。
「甘くて美味しいよ」とのお言葉につい誘惑が。
ですが、CDには勝てません。「スイカ、まだ我慢します~」
やはり、食べ物よりもCDが先になってしまい、季節は「初夏」ですのに懐は万年冬の寒さです。

さて、現実のお寒い話を忘れまして。オペレッタの世界に。

オペラに比べ、オペレッタに対する関心は以前は低かったものでした。
最近はオペレッタを聴く機会が少しづつ多くなってきました。
何と言っても、楽しい音楽の一言に尽きますね。

オペレッタ「ヴェネツィアの一夜」は兼々、全曲を聴いてみたい作品の一つでした。
動機はただ一つ。
以前、フリッツ・ヴンダーリヒ「不滅の声~オペラ・アリア集」(COCQ-84633)の収録曲の中に「ヴェネツィアの一夜」から「さあ、ゴンドラへ(ゴンドラの歌)」と「何と素敵な眺め」の2曲がありました。
「何と素敵な眺め」を聴きまして「ぜひ!全曲を!」との思いを抱きました。
やっと、念願の全曲盤を入手・・・これまた、廉価盤なのですが。
キャストは先に取り上げました「メリー・ウィドウ」と同じで、
ニコライ・ゲッダ;エーリヒ・クンツ;シュヴァルツコップです。
この御三方のオペレッタを聴いていると、ホッとした、楽しい気分になれます。


           J.シュトラウスⅡ:オペレッタ「ヴェネツィアの一夜」(全3幕)                

                J.シュトラウス:オペレッタ「ヴェネツィアの一夜」

               アン二ーナ:エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
               ウルビーノ公爵:ニコライ・ゲッダ(T)
               カラメッロ:エーリヒ・クンツ(Br)
               デラクア:カール・デンヒ(B.Br)
               パパコーダ:ペーター・クライン(T)
               チボレッタ:エミー・ローゼ(S)
               バルバラ:ハンナ・ノルベルト(語り手)他
  
               オットー・アッカーマン(指揮)
               フィルハーモニア管弦楽団&合唱団

          (録音 1954年、ロンドン、キングズウェイ・ホール(モノラル)



【初演】1883年10月1日
【時代・場所】18世紀半ばのヴェネツィア
【主な登場人物】
  グイード(ウルビーノ公爵):ニコライ・ゲッダ(T)
  カラメッロ:ウルビーノ公爵お抱えの理髪師):エーリッヒ・クンツ(Br)
  バルトロメオ・デラクア(ヴェネツィアの元老院議員):カルル・デンヒ(B.Br)
  アン二―ナ(漁師の娘。カラメッロの恋人。バルバラの妹):リザベート・シュワルツコップ(S
【物語】
(第1幕)ヴェネツィアの街。
 カーニバルの最後の日。
好色なウルビーノ公爵がヴェネツィア視察に来ることになっている。
ウルビーノ公爵は女性を見れば、見境なく口説くことで有名。
町の人は頭を抱え込んでいる。
デラクア議員に至っては評判の美人妻バルバラが被害に合わないようにムラーノ島に避難をさせることにした。
ウルビーノ公爵の登場。 皆を舞踏会に招待する。
バルバラは妹のアン二―ナと服を取り換え海軍士官エンリコと密会する。
ゴンドラの先頭になり済ましたカラメッロはアン二―ナをバルバラと思い込みゴンドラに乗せて公爵の舞踏会へ連れ出す。
(第2幕)ウルビーノ公爵、宮殿の舞踏会
 ウルビーノ公爵はカラメッロが連れてくるバルバラを待っている。
カラメッロは自分が連れてきた女性がバルバラではなく、自分の恋人のアン二―ナと分かり驚く。
アン二―ナに帰るように命じるが取り合わない。
カラメッロはウルビーノ公爵がアン二―ナを口説くのをハラハラしながら見守っている。
そこへ、デラクア議員がやって来る。
侍女のチボレッタを妻だと偽って、ウルビーノに紹介する。
ウルビーノは二人の偽バルバラを代わる代わる口説き始める。
(第3幕)サン・マルコ広場
 サン・マルコ寺院の鐘が真夜中を告げカーニヴァルはたけなわになる。
デラクア議員がムラノー島に行かせた筈の妻バルバラがいなくなったことを知り慌てて探していた。
エンリコが現れて宮殿に連れて来るようにした叔母のバルバラを無事救出したと知らせる。
デラクラ議員は一安心。
ウルビーノ公爵はは、また来年のカーニヴァルまでと別れを告げる。


序曲は重々しい感じで始まるのですが、すぐに叙情的な旋律に転じ耳を奪われていると、次にはコミカルな軽快さに。
旋律の展開の激しさ?面白さ?に耳は驚くばかりです。
序曲で何よりの圧巻は、「ワルツ王」シュトラウスのこと、、美しいワルツの旋律には事欠きません。
オペレッタの序曲でこれ程までに興味深く聴くことが出来たのは、この作品が初めてのように思います。

このNAXOSのCDなのですが、歌詞対訳こそは付属していませんものの、
各曲に日本語のタイトルが丁寧に記載されていますので、とても助かります。
さて、「ヴェネツィアの一夜」の中での主要曲である「さあ、ゴンドラへ(ゴンドラの歌)」と「何と素敵な眺め」。

この2曲をヴンダーリヒで聴いた印象にはとても強いものがありました。
ヴンダーリヒの歌唱でこの曲を初めて聴いたにも拘らず、
口づさむことが出来るような親しみのある旋律です。
「いつか、どこかで、聞いたような」懐かしい思いに駆られました。
心にしっとりと染み入る懐かしさ。
素朴な趣をたたえた歌唱は、ヴンダーリヒ自身が心に向けて語りかけるような朴訥とした趣も好ましく感じられました。

一方、カラメッロ役のクンツの「何と素敵な眺め」(CDでの訳は「ああ、何と見目美しい」)。
クンツはカラメッロの役どころを押さえて、感情を込めて歌っているようです。
ヴンダーリヒの素朴な歌いかけとは別に、クンツでは洗練されたものを感じました。
個人の好みですが、やはりヴンダーリヒの「何と素敵な眺め」がお気に入りであり、心の歌の一つです。

初めから最後まで、愉快で楽しく、軽快な旋律に満たされ、飽きることなく聴くこと(ストーリーは別として)が出来るオペレッタでした。



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Comment

コメントありがとございます

burleskeさま、こんばんは。
いつもコメントを本当にありがとうございます。

burleskeさまがお聴きになるオペラは内容の濃いもので、思考力も必要とされるものが多いのではないでしょうか。
私が聴くものはburleskeさまとは反対の傾向のものばかりのようです。
オペラでもオペレッタでも(音楽全般で)、口ずさむことができる親しみのあるアリアやメロディが好きなだけなのです。
心の「童謡」というか、「愛唱歌」のような感じで…単純そのものなのですよね。
burleskeさまは、ピラミッドに例えれば頂点に上り詰めてしまっていらっしゃるので、チョットやソットでは物足りないのかも?
嫌いじゃない、とのお言葉に。(^^♪
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.05/28 19:59分
  • [Edit]

オペレッタ良いですねぇ

こんばんは、luminoさんは相変わらず趣味が良いですねぇ。
僕なんか同じオペラでも悪趣味なものばかり聴いてます。
こういうオペレッタなんか聴いて、心洗われる思いをしたいところなんですが、なかなかダメですねぇ。
嫌いじゃないんですが。なんででしょうねぇ?

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特に音楽知識のないクラシック・ビギナーに等しいのですが、「ただ、ひたすらに」をモットーに鑑賞をしています。
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