♪クラシック音楽 さんぽみち♪〜第1楽章:CD&MUSIC BIRD

クラシック・ビギナーのCD及びCS-PCM放送のミュージック・バードを主とした音楽便りです。 敬愛する作曲家はベートーヴェン。 古典派〜ロマン派を中心に聴いています。 時には日常の雑感も。また、時には家族のコザクラインコの話も。ゆっくり、のんびりと。

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Op.46 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番 by ハインリヒ・シフ&ティル・フェルナー

渋く、いぶし銀の音色のチェロは、夏日が続くこの時期ではなく、
やはり秋向きでしょうか?

秋でもないのですが・・・。
突如とベートーヴェンチェロ・ソナタを聴いてみたくなりました。
ハインリヒ・シフ(Vc)とティル・フェルナー(P)の演奏でチェロ・ソナタ全集から第1番を聴くことにしました。

 
               ベートーヴェンチェロ・ソナタ全集より
                        by
              ハインリヒ・シフティル・フェルナー



                ベートーヴェン・チェロとピアノのための作品全集 シフ&フェルナー

             (録音 1998年、ウィーン 、デジタルセッション)



2-3年前に聴きたくて入手したCDです。
いざ入手しましても、鑑賞をするまでに月日が経過してしまうものも、多々、あります。
時としては、購入したことすら忘れてしまうことも。
そして、或る瞬間に「あ~。あの曲を聴いてみたい!」と突然の心境変化でCDの存在を思い出しましたり・・・。

こちらの全集もその運命を辿ったCDです。
チェロ・ソナタ第1番は、明朗で活気に溢れ、5曲のソナタの中では一番のお気に入りです。
昔、聴いていたにも拘らず、すっかり忘却の彼方に。
今回改めて聴きまして・・・あ~、そうそうこの旋律!と懐かしく思い出しておりました。
いつ聴きましても、良い作品!
気持ちがパーッと明るくなります。
第1番に限らず、チェロ・ソナタは特定の人物のために作曲されたものとのことで、
ベートーヴェン自身が「音楽の明るい効果を尊重したためだからだろう。」
と推測する記述も見られます。

因みに、ベートーヴェンが30歳近くになって作曲を開始した初期のチェロ・ソナタの第1番、2番は1976年の作曲だそうです。

チェロ・ソナタの開祖、ベートーヴェン
ベートーヴェンがチェロ・ソナタを作曲する動機の一つとして、
ボン時代にベートーヴェンと親交のあったチェロ演奏家のベルンハルト・ロンベルク。
彼は、ベートーヴェンがオペラのオーケストラでヴィオラを担当していた当時に、
同じオーケストラの一員のチェロの名手だったそうです。
その、ロンベルク氏のチェロの美しい表情豊かな音に魅了されたそうです。
彼からチェロの性能・演奏技巧等も教えられたとか。

ベートーヴェンの5曲のチェロ・ソナタはいずれも明るくて好感を抱いております。
こちらの全集にはベートーヴェンがチェロとピアノのために作曲した作品のすべてが収録されています。
チェロ・ソナタは5曲。
他に3曲の変奏曲で、
  ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカウベス」の主題による12の変奏曲
  モーツァルトの歌劇「魔笛」の主題による12の変奏曲
  モーツァルトの歌劇「魔笛」の主題による7つの変奏曲

第1楽章のアダージョで始まるチェロの序奏は、まるで子守唄のように優しく慈愛に満ちているようです。
続いての第1主題の愛らしく親しみに満ちた旋律は心を捉えて離しません。
第2楽章でのチェロが奏でる主題も明朗快活そのもの。

空を覆っていた雲の切れ目から明るい陽光が射し、
気付くと一片の雲はなく空は青一色に塗り替えられ・・・。
この第1番を聴いていると、そのような情景が思い浮かぶようです。
溌剌とした、気分にさせてくれるようです。
リピートをして何回も聴くほどにお気に入りです。

門馬直美氏に依りますと、ベートーヴェンの5曲のチェロ・ソナタについて、
次のように記述をされていらっしゃいます。
「チェロ・ソナタの歴史の上で、まさに貴重な文献なのであり、
 バッハの無伴奏の6曲のチェロ音楽を旧約聖書というならば、
 ベートーヴェンの5曲のチェロソナタは、新約聖書と呼ばれるべきだろう」

ピアノ伴奏のティル・フェルナーが表立つことなく控えめにチェロを支え
穏やかで暖かい雰囲気を醸し出しているのがとても魅力的に感じました。

マリオン・スコット著「ベートーヴェン伝」で彼は次のように書いているそうです。
 「近代のピアノはベートーヴェン当時よりも驚くほどその能力を増進したが、
 チェロのそれは変わっていない。
 だからその結果、ピアニストはチェリストに適応するようにし、
 ペダルのあまりの頻繁な使用は割くべきである。
 そうでないと、チェロはピアノに呑まれてしまう」

ベートーヴェンのチェロ・ソナタの全曲は、
LP時代にはロストロポーヴィチ&リヒテルで。
CDでは最初に、フルニエ&ハイドシェックでも愛聴しておりました。
今回、シフ&フェルナーで聴きまして、肩が凝らず心和やかに演奏を聴くことができたように思います。
お気に入りの作品が、ますます大のお気に入りになったようです。



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Comment

コメントありがとうございます

burleskeさま、こんばんは。
いつもコメントをありがとうございます。

やはり、チェロ・ソナタ良いですよね。v-238
今回、フルニエ&ハイドシェックを聴き直してみたのですが、シフ&フェルナーとは趣がだいぶ違うように感じました。
とても堅固な感じと言いますか。こちらもまた魅力的でもあり。
ロストロポーヴィチ&リヒテルの方は私も、最近聴いていないのですが、こちらも聴き直したいと思います。
気に入った作品ですと、つい、いろいろと聴き比べをしたくなり・・・出来たらミューラー=ショット&ヒューイットでも聴いてみたい候補に。(*^_^*)
  • posted by lumino
  • URL
  • 2010.06/06 22:22分
  • [Edit]

チェロ・ソナタ、良いですねぇ

こんばんは、僕もベートーヴェンのチェロ・ソナタは大好きです。
最近ではミュラー=ショット&ヒューイットの演奏が気に入っています。ロストロポーヴィチ&リヒテルは長らく聴いていないので、久しぶりに聴いてみたくなりました。
フルニエはケンプとグルダを愛聴しています。ハイドシェックは聴いたことないです。これも聴いてみたいですね。

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